全てには優しくなれない開放的電脳社会

最近、ふたつのtogetter↓をみた。--- 「優しさ」にはコストが伴うhttps://togetter.com/li/772001 「誰だって下心ない相手には親切しないでしょ?」と話を振られてキョトンとした話「自分が損するだけなのに?」「……なんの損得?」https://togetter.com/li/1…

多動力と家族をもつことの両立

ホリエモンの多動力を読んだ。 最後にこう書いてあった。 楽しむことだけがすべてなのだ。好きなことを好きなだけやっていると、手元に何かが残っているのだ。 その通りだと思う。しょうもないことをやらずに、自分が楽しいと思えることをやり続けることが、…

短期的には資本家に搾取されるが長期的には資本家はいなくなる

よく、すべての作業がAIにとって変わられると、資本家だけになり、労働者は失業すると言われている。だが、現代版マルサスの罠によって、それはほぼ無料の世界になると思う。 ピケティはそうではなく、資本家へ富が集中して、労働者と資本家の格差が広がると…

現代版マルサスの罠

マルサスの罠は食料の生産能力があがると(誰もが食べ物にありつけるようになると)、一時的には生活が豊かになるが、その分子供が作られてしまい人口が増えてしまうため、結局ひとりあたりの食料は同じぐらいになってしまうということ。 マルサスの罠の現代…

リア充という特権階級 第五話(食べることと料理すること)

AI、ビッグデータが普及したときの、食生活について考えてみました。 ---- アキラは料理を作ることが好きだ。 今日は、ロシア料理のボルシチとビーフストロガノフを作ろうと思って、オンデマンドフーズというサイトで食材をオーダーした。スパイスを含め、ち…

リア充という特権階級 第四話(秘書アバターのいる仕事風景)

秘書アバターという自分専用のチャットボットが、他の人の秘書アバターと連携したら、人間が調整をやらなくてもいい世界になるかもしれないという話です ---- 一緒に製品の企画をしているコウスケのアンドロイドから早い時間に打ち合わせをしたいと打診をう…

リア充という特権階級 リア充という特権階級 第三話(秘書アバターのある日常生活)

自分用の音声チャットボット(秘書アバター)と、音声で秘書アバターと会話するためのカムが実現したときのお話です。 ---- アキラは電車の中で無性にドトールのコーヒーが飲みたくなった。カムのスイッチを入れて、ドトールでコーヒーとつぶやく。電車の中…

リア充という特権階級 第二話(ファッションブランドの場合)  

ビッグデータが当たり前になったときの、アパレル業界について想像してみました。 ---- ミナミは広告代理店で働くキャリアウーマンだ。毎日、タクシー帰りで、土日も家で仕事をする日々だが、世の中にたくさんのCMを送り出してきた。 特にファッションブラン…

リア充という特権階級 第一話(スポーツの場合)

ビッグデータやAI、ディープラーニングが現実に使われるようになったときに起こる世の中の変化を、小説形式で書いていこうと思っています。 ---- ノビタはサッカー監督をやめた後、自身のノウハウを使い、選手のデータを戦術を入力することで、どちらのチー…

資本主義と民主主義と科学の時代が終わる

もともと、資本主義と民主主義と科学は、民衆が平等な生活をすることをドライブしてきた。 でも、現時代では、これ以上王様や権力者から奪いたい能力はない。 というか、王様や権力者をうらやましいと思わない。 そして、資本主義・民主主義・科学が世界をド…

3. お金が力の象徴ではなくなってきている

今までは、それぞれの人がいろんな職業について、 ちょっとずつ社会に貢献することで、社会がまわっていた。 そこで、お金は、君はちゃんと社会に貢献していると示す証拠だった。 社会にどれだけ貢献しているかを示すバロメータがお金だった。 一方、今は、I…

2. 大企業のコスト高が無視できなくなってきている

今まで日本の社会を支えてきた大企業。 大企業がイノベーションを起こし、 イノベーションを起こした企業が大企業になり、 大企業が社会を変え、日本をよい国にしてきた。 だが、それが変わってきていると思う。 それは、大企業であるメリットがなくなったた…

2-5. マンションより一軒家の方が安い

最近、マンションと一軒家の価格がほとんど変わらなくなっている。 それは、マンション一部屋をを作るためのコストが、 一軒家を作るよりも上がってるからなんだと思う。 昔は、とりあえず住めればよかったから、 団地みたいな箱を用意すればよくて、 土地の…

2-4. ものづくりではなくなった

もの、物体を作る場合、安くたくさんの原料を仕入れて、 たくさん物を売るというビジネスモデルは正しかった。 でも、今、何かをたくさん製造して売るモデルは、ほとんどうまくいかない。 それは、技術からコンテンツの社会になっているから。 コンテンツを…

2-3. 大企業に対する世間の目

大企業への世間の風当たりが強い。 インターネットができて、個人が調べることができる情報が増えたことも理由にあるのかもしれないが、今まで隠せていたことが隠せなくなっている。 また、大企業は、人が多い。 そのため、どの人間も同じ確率で不正をすると…

2-2. 大企業のピラミッドの話

ピラミッド型の組織を大企業は持っている。 ピラミッド型の組織は、常に大きくなっていかなくてはいけないという宿命がある。 なぜなら、ピラミッドの下の人たちが昇進する場所がなくなってしまうから。 昔の日本では、そうなっていた。 だから、ピラミッド…

2-1. 大企業の固定費の話

どんな会社でも実施しなくてはいけない仕事がある。 それは、人事だったり法務だったり財務だったり。 その分の仕事量は、小さい会社であっても大きな会社であっても、 一定量発生するため、大きな会社であることで、社員ひとりあたりの 人事、法務、財務の…

1. 技術からコンテンツの社会へ

技術的にすごいもの、機能的にすごいものは、 もうすでに必要なレベルに達している。 もっといい○○が欲しい。の、○○に当てはまるものが、 思いつかない。 それは、家電でも服でも、音楽も、そう。 だから、ものはどんどん安くなる。 エアコンも5万円だし、テ…

1-1. いい車とかいい家電とか

これ以上、いい洗濯機も、いい車もいらない。 いい服もいらないし、いい家だっていらない。 世の中にあるもので安いもので、必要な機能は兼ね備えている。 服もデザインさえ考えなければ、ユニクロでいいし、 エアコンも変な空気清浄とかの機能のついていな…

1-2. よりレベルの高い音楽は不要

今までは、CDの世の中だった。 よりうまい演奏を、 よりいい曲、いい編曲で、 いいミキシングで作ることが、 ミュージシャンとしての務めだった。 技術力を磨くことが、ミュージシャンの務めだった。 でも、CDではなくなった。 何になったかはまだわからない…

思考の出発点

日本の社会は変わってきていると思う。 このブログに、考えていることを吐き出していきたい。 考えていくことで変わっていくかもしれないが、 今は3つの変化があるように思っている。 1. 技術からコンテンツの社会へ 今までは、技術が社会をけん引していた。…