1-2. よりレベルの高い音楽は不要

今までは、CDの世の中だった。

 

よりうまい演奏を、

よりいい曲、いい編曲で、

いいミキシングで作ることが、

ミュージシャンとしての務めだった。

 

技術力を磨くことが、ミュージシャンの務めだった。

 

でも、CDではなくなった。

何になったかはまだわからないけど、

ライブになったとしよう。

 

ライブでは、いいテクニックではなく、

いい雰囲気を客は求めている。

つまり、テクニックではなくなったということ。

 

そもそも、クラシックのコンサートの超絶技巧とか、

審査員しかわからないような、うまいへたとか、

一般人からすると、どうでもいい。

 

そんなことより、楽しめるライブを見たい。

楽しめるとは何か。コンテンツだと思う。

 

コンテンツとは、自分が推しているアイドルが頑張っている姿とか、

自分のよく知っている曲を聞いたことのないアレンジで演奏されるとか、

友人が演奏しているとか、自分の子供が演奏しているとか、

そういうことだと思う。

 

もっというと、いいものがテクニックに裏付けられるものではない

ということは、プロじゃなくても勝負できるということ。

 

頑張ってたくさん練習しなくても、

イデアと自由な発想で、

勝負できるということ。